行政書士岡口充孝事務所
外国人の就労ビザ申請の流れ解説

基礎知識Knowledge

2024.08.28

外国人の就労ビザ申請の流れ解説

日本で働きたい外国人にとって、就労ビザを得ることは重要なステップです。
しかし、その申請プロセスは複雑で、戸惑う方も多いことでしょう。
本稿では、外国人の就労ビザ申請の流れについて、分かりやすく解説していきます。

就労ビザとは

就労ビザは、外国人が日本国内で合法的に就労するために必要な在留資格です。
職種や技能レベルによって様々な種類があり、それぞれに応じた要件が存在します。

就労ビザ申請の基本的な流れ

就労ビザの申請プロセスは、大きく分けて以下の流れで構成されています。

・雇用先の確保
・在留資格認定証明書の申請
・必要書類の準備
・申請書類の提出と審査
・在留資格認定証明書の取得
・本国での査証(ビザ)申請
・入国と在留カードの取得

雇用先の確保

まず、就職活動を行い日本国内での雇用先を見つけましょう。

在留資格認定証明書の申請

次に雇用主が、外国人に代わって入国管理局に在留資格認定証明書を申請します。

必要書類の準備

申請には、パスポート、履歴書、学歴証明書、職歴証明書などの個人情報に関する書類が必要です。
また、雇用契約書や会社の登記簿謄本なども求められます。

申請書類の提出と審査

準備した書類を入国管理局に提出して審査を受けます。
審査期間は通常1〜3ヶ月程度ですが、場合によってはさらに時間がかかることがあります。

在留資格認定証明書の取得

審査に通ると、在留資格認定証明書が発行されます。
この証明書は、本国の日本大使館でビザを申請する際に必要です。

本国での査証(ビザ)申請

在留資格認定証明書と必要な書類を持って、本国の日本大使館や総領事館で査証(ビザ)を申請します。
面接を受ける場合もあります。

入国と在留カードの取得

査証を取得後、日本に入国します。
入国時に在留カードが発行され、これで日本での合法的な滞在と就労ができるようになります。

注意点とアドバイス

就労ビザの申請プロセスでは、以下の点に注意が必要です。

書類の正確性

すべての提出書類が正確で最新のものであることを確認しましょう。
誤りや不足があると、審査が遅れたり、申請に失敗する可能性があります。

期限の厳守

各段階での提出期限はしっかり守りましょう。
期限に遅れると、申請が受け付けられない場合があります。

専門家への相談

手続きが複雑だったり、自身で進めるのが難しいと思った場合は、専門家に相談するのも良いでしょう。

最新情報の把握

入国管理政策は変更されることがあるため、申請前に法務省のウェブサイトなどで最新の情報を確認しておきましょう。

まとめ

本稿では、外国人の就労ビザ申請の流れについて解説しました。
就労ビザを得る手続きは複雑で手間も掛かりますが、段階を追って着実に進めることで、日本で合法的な就労ができるようになります。
非常に重要な手続きですので、専門家に相談して進めていくのも良いでしょう。

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